てんかん診療に関するお役立ち情報
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- 2023年2月2日 「動画コンテンツ」に動画2件を追加しました。
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フィコンパ製品概要
1)製品名 フィコンパ® 錠2mg・4mg・細粒1% 2)一般名 ペランパネル水和物 3)効能·効果 - てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)
- 他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法
4) 用法·用量 〈部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合〉
[単剤療法]
通常、成人及び4歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。維持用量は1日1回4~8mgとする。なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高8mgまでとする
[併用療法]
通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする。
なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。
通常、4歳以上12歳未満の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする。
なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。
〈参考:成人及び12歳以上の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合〉単剤療法 併用療法 本剤の代謝を促進する
抗てんかん薬注1)の併用― なし あり 投与方法 1日1回就寝前
経口投与1日1回就寝前
経口投与開始用量 2mg/日 2mg/日 漸増間隔 2週間以上 1週間以上 漸増用量 2mg/日 2mg/日 維持用量 4~8mg/日 4~8mg/日 8~12mg/日 最高用量 8mg/日 12mg/日
注1) 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、カルバマゼピン
〈参考:4歳以上12歳未満の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合〉単剤療法 併用療法 本剤の代謝を促進する
抗てんかん薬注1)の併用― なし あり 投与方法 1日1回就寝前
経口投与1日1回就寝前
経口投与開始用量 2mg/日 2mg/日 漸増間隔 2週間以上 2週間以上 漸増用量 2mg/日 2mg/日 維持用量 4~8mg/日 4~8mg/日 8~12mg/日 最高用量 8mg/日 12mg/日
用量はペランパネルとしての量を示す。
注1) 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、カルバマゼピン
〈強直間代発作に用いる場合〉
[併用療法]
通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする。
なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。
〈参考:成人及び12歳以上の小児における強直間代発作に用いる場合〉併用療法 本剤の代謝を促進する
抗てんかん薬注1)の併用なし あり 投与方法 1日1回就寝前
経口投与開始用量 2mg/日 漸増間隔 1週間以上 漸増用量 2mg/日 維持用量 8mg/日 8~12mg/日 最高用量 12mg/日
用量はペランパネルとしての量を示す。
注1) 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、カルバマゼピンご使用にあたっては電子添文をご確認ください
Pick Up
< 気づいてほしい、この発作 >
てんかんの発作は全身のけいれんだけではありません
- 単純部分発作(焦点意識保持発作)
- 発作中の意識は保たれている。あるはずのない光や物が見えたり、不安や恐怖感に襲われることもあれば、こみ上げる胃部不快感などの症状が見られる。
- 複雑部分発作(焦点意識減損発作)
- 発作中の意識は失われていたり途切れたりしている。一点をじっと凝視するような状態や、口をクチュクチュと動かしたり、手をもぞもぞ動かすような症状が見られる。
てんかんとAMPA受容体との
関わりについて

- グルタミン酸受容体のサブタイプ
- 抗てんかん薬の作⽤機序
- AMPA受容体の構造(ラット)
- AMPA受容体の分布<海外データ>
- AMPA受容体の数の変化はシナプスを増強?
- てんかん脳焦点切除標本ではAMPA受容体の発現亢進が認められる<海外データ>(扁桃体)
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フィコンパの使用に関する情報
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総合製品情報概要
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二次性全般化発作または強直間代発作を有するてんかん患者に対するフィコンパの有効性と安全性
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クリニシアン てんかん特集
「クリニシアン」は、昭和28年創刊のエーザイ株式会社の定期刊行誌です。
臨床医家の先生方に、日常の診療でお役に立つ最新の医薬医療情報をお届けしたいと考えております。