留意すべき画像事例紹介
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・ROIからずれた位置に萎縮が出る
磁化率アーチファクトの影響が考えられる例
Zスコア解析結果画面
実際には萎縮が無い位置に関して、Zスコアの値が高い値となることがあります。
MRI画像
灰白質抽出が概ね正常に行われているにもかかわらず、MRI画像を目視で見て明らかに萎縮がない領域が、Zスコアマップ上で高い値となる場合は、原因のひとつとして磁化率(サセプタビリティ)アーチファクトの影響が考えられます。T1強調MRI画像上で磁化率アーチファクトが出ている部分は白くなるため、その領域が本来は灰白質だったとしても白質として誤認識されやすくなります。その結果、相対的に灰白質容積が低下していることになり、Zスコアが高くなる場合があります。
 
画像提供: 新天本病院