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T1強調像で低信号領域を確認する方法
T1強調像で低信号領域が広くみられる例
□低信号領域が広くみられる例
□推奨例(参考)
T1強調像にて低信号領域が広くみられる例では、脳室周囲の白質部分に低信号領域がみられます。一般的に、白質である部分に広範囲の低信号領域が生じていると、灰白質の信号値と類似しているため、灰白質と誤認識する虞れがあり、また灰白質抽出に失敗する可能性が高くなります。
(以下「灰白質抽出失敗例」を参照)
灰白質抽出失敗例
元画像(T1強調像)
灰白質抽出結果
元のT1強調像上で、脳室周囲の白質部分に低信号領域がみられます。灰白質抽出結果を確認すると、抽出を完全に失敗し、この例では脳脊髄液まで灰白質と誤認識しています。失敗のパターンは元画像により異なりますが、失敗することがあるということをご留意ください。

<参考>「留意すべき画像事例紹介」の解析に失敗している可能性が考えられる例に、類似画像での失敗事例を掲載しています

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