Q&A
画像取込
画像取込(全バージョン共通)
Q1

なぜDICOM入力画像はsagittal(矢状断像)でなければいけないのですか?

-A1-対照画像がsagittalで撮像されていること、折り返しアーチファクトはsagittalが一番少ないことから、sagittalとしています。
Q2

MRI画像はどのようにしてとりこめば良いのでしょうか?

-A2-次の二つの方法があります。
1)MRI装置のコンソール(操作台)から操作してCD、DVD、USB、MOなどにDICOM生データ(非圧縮形式)を取り込む
2)DICOMサーバからネットワーク(院内LAN)を通じてDICOM生データ(非圧縮形式)を取得する
※操作方法につきましては、機器・サーバを管理する医師・診療放射線技師にご確認ください
Q3

DICOMデータを読み込むことができません。

-A3-主な原因として、次の3つが考えられます。
1)DICOMの規格をご確認ください。「ブイエスラド」はDICOM規格3.0に準拠して作られており、DICOM規格3.0より前のデータは読み込むことができません。2001年以前に導入されたMRI装置でサーバ接続を行っていない場合にこのような規格である可能性があります。
2)非圧縮のDICOM データかどうかご確認ください。DICOMサーバからデータを取り出した時に、圧縮されたデータの場合は読み込むことができません。
DICOMデータをサーバに保存するときに圧縮する形式としては、① RLE圧縮、② JPEG非可逆圧縮、③ JPEG可逆圧縮などがあります。非可逆圧縮の場合は非圧縮形式に戻すことはできませんが、可逆圧縮を非圧縮形式に戻すことは可能です。方法は、担当医師、担当技師を通じてサーバ管理者またはサーバの業者の方にお問い合わせください。
3)その他対応外の形式である場合、読み込み可能なDICOM ファイルの形式についてはDICOM適合性宣言書を参照ください。

なお、「ブイエスラド」のDICOM適合性宣言書はマニュアル・パンフレットページよりご確認いただけます。
Q4

DICOMサーバから画像を取り込むときに、通信ソフトは必要なのでしょうか?

-A4-「ブイエスラド」はDICOM通信機能を備えておりませんので、データの取り込みはDICOMサーバを経由して処理用PCにデータを送るか、あるいはCDやDVDなどのメディアにデータを保存してPCに取り込むという操作となります。DICOMネットワークに接続された環境で使用するためには、DICOM通信、ストレージ機能を持つソフトウェアが別途必要となります。
Q5

MRIで撮った画像を直接PCに転送する方法はありますか?

-A5-「ブイエスラド」はDICOM通信機能・ストレージ機能を備えておりませんので、DICOM画像をPCに取り込むためには、Windowsのファイル共有を利用する、またはCDやDVDなどのメディアを介する必要があります。
Q6

画像を取り込むにあたり、「適当なフォルダに保存」と書いてありますが適当とはどこに保存すればいいですか?

-A6-使いやすい場所をお選び下さい。その際、パスに全角・特殊文字が含まれないように注意する必要があります。デスクトップに保存するとパスに全角・特殊文字が含まれていることがあるのでご注意下さい。
また、出力ファイルは、デフォルトのワークフォルダ設定では入力ファイルと同じフォルダ以下に出力されるため、入力ファイルパスが長い場合に、画像処理中にWindowsの制限(最長260文字)に達する場合がありますので、ご注意ください。
なお、Windows Vista 以降のWindows OS では、Cドライブ直下にデータを書き込むことはできませんので、ご注意ください。(Cドライブ直下に「vsrad_result」などのフォルダを作成いただき、その下に書き込むことは可能です。本情報は、2018年11月現在の情報です。)
Q7

不明フォーマット検出で「DICOMファイルとして認識できなかったため、スキップしました」というメッセージが出ますが、これはどのような理由で表示されるのですか?

-A7-指定したフォルダにDICOMファイル以外のファイルがある場合、そのファイルはスキップされる仕様になっています。エラーではありません。また、スキップされたファイルが何であるかは、ウィンドウ上に表示されるファイル名でご確認いただけるようになっています。