「ブイエスラド プラス」とは?
「ブイエスラド プラス」は、2005年リリースのVSRAD初期版に対し、次のような機能を強化したバージョンです。
※「ブイエスラド プラス」に含まれている機能の多くは、「ブイエスラド アドバンス」にも搭載されています
若年発症のアルツハイマー型認知症で海馬傍回付近よりも頭頂側頭葉に萎縮がみられる
場合
脳表表示
脳表(標準脳)の萎縮表示を行います。若年発症のアルツハイマー型認知症では、海馬傍回付近の萎縮よりも帯状回後部から楔前部および頭頂側頭葉皮質の萎縮が優位な所見の場合があり、そのような場合にご参考いただけます。
※内側側頭部の萎縮は評価困難なため、スライス断面表示もあわせてご確認ください。


標準脳の結果表示でなく被検者のMRI画像上で萎縮表示をしたい場合
被検者脳表示
萎縮評価結果を被検者のMRI画像に重ねて表示します。萎縮表示を被検者のMRI画像に重ねることで、萎縮部位の確認をすることができます。
※萎縮表示は実際の萎縮部位よりも広く表示されます。
※被検者MRI画像は「ブイエスラド」で処理を行うために再構成した画像です。


顎が上がった症例などを処理できるようにしたい場合
線形変換・トリミング自動補正
入力画像をAC-PCラインに合わせる角度自動補正(線形変換)、および撮影画像範囲が広すぎる場合に自動トリミングを行い、これまで処理エラーを起こしていた症例を救えるようになります。


その他追加機能
カテゴリ 追加機能 機能概要
処理エラー回避 512×512マトリクス画像対応 512×512マトリクスの入力画像を処理することができるようになります。
レポート印刷強化 印刷メニュー強化 灰白質抽出結果、被検者脳表示、脳表表示をレポート印刷します。
レポート画像のTIFF保存 JPEG、BMPに加え、TIFF形式で保存することができます。
ユーザビリティ改善 透明度調整 萎縮表示の透明度を調整することができます。
容積の低下部位と増加部位の同時表示 灰白質容積の相対的低下部位だけでなく、増加部位も表示することができます。
Zスコアツールバー Zスコア表示画面の切換が容易になります。
被検者脳表示・自動補正を行う場合、および512×512マトリクス画像を処理する場合、処理フローの選択が必要です。