Medical.eisai.jp 医療関係者の皆様へ Medical.eisai.jp 医療関係者の皆様へ

メニュー メニュー
検索
  1. TOP
  2. 製品情報
  3. ワーファリン
  4. ワーファリンの薬物相互作用
ここからメインコンテンツ
ここからメインコンテンツ
ワーファリン Warfarin ワルファリンカリウム剤

ワーファリン 飲食物・健康食品(サプリメント)との相互作用について

ワーファリンの薬物相互作用

多くの薬物と相互作用を有するワーファリンの薬物相互作用について解説します。

監修:愛知学院大学 薬学部教授 山村恵子 先生

ワーファリンの薬物相互作用発現機序

 ワーファリンは、服用後上部消化管で完全に吸収され、90〜99%が血液中でアルブミンと結合します。アルブミンと結合しなかった1〜10%の遊離型が、肝細胞におけるビタミンK依存性凝固因子の産生を阻害、抗凝固作用を発揮します。この機序が薬物相互作用と深く関連します。

 一般に、薬物相互作用が生じる機序には、薬力学的な経路と薬物動態学的な経路があります。ワーファリンの場合は併用する薬剤の影響により、前者の経路では主に肝細胞内でのワーファリンの親和性強化による作用の増強とビタミンKによる凝固因子産生促進による作用の減弱が、後者では上部消化管からのワーファリン吸収抑制による作用の減弱、遊離型の増加による作用の増強、肝臓の薬物代謝酵素(CYP2C9)活性の増減に応じて作用の増強・減弱が生じます。

ワーファリンの作用を増強する、減弱する、影響しない薬剤

 抗がん剤カペシタビンとの併用でワーファリンの作用が増強され、過去に死亡例が報告されており、添付文書に「警告」として記載されています。

 骨粗鬆症治療用ビタミンK含有製剤メナテトレノン(商品名:グラケー)は、ワーファリンの作用を減弱するため併用禁忌となっています。

 併用により作用を増強または減弱することがあるので、併用する際は凝血能の変動に十分注意しながら投与することが重要です。一方、併用してもワーファリンの作用に影響を及ぼさないというエビデンスのある薬剤もあります。

 ワーファリンの作用を増強する、減弱する、影響しない薬剤については『Warfarin 適正使用情報 第3版』または、『PDF抗凝血薬療法手帳(要ログイン)』や下記『ワーファリンの抗凝血作用に影響するおそれのある薬剤』をご参照ください。

ワーファリンの抗凝血作用に影響するおそれのある薬剤

「抗凝血薬療法手帳」に記載されているワーファリンとの相互作用のある薬物をPDFで作成しています。必要に応じてダウンロードしてご利用ください。

PDFワーファリンの抗凝血作用に影響するおそれのある薬剤

併用薬に対する注意点

 ワーファリンと併用薬との薬物相互作用は、血液の凝固状態にどのように影響するかが問題となります。ワーファリン処方前から使用されている薬剤があり、併用を避けられない場合は、INR(International Normalized Ratio;国際標準比)値をモニターしながらワーファリンの量を増減します。また、併用薬剤の同種同効薬でワーファリンとの薬物相互作用がないものが存在する場合は、その薬剤に代替することを考慮します。

 なお、ビタミンKを多量に含む食物にも注意が必要です。納豆、青汁、クロレラは摂取しないように指導します。

ワーファリンとパリエットの相互作用

 手術後などの際にワーファリンを投与するにあたり、消化管出血を回避する、あるいは他の併用薬による胃粘膜障害を改善するためにプロトンポンプ阻害薬(PPI)が高い頻度で処方されます。その場合は、ワーファリンの血中濃度に対する影響を考慮して薬剤を選択することが必要です。

PDF参考資料:Warfarin適正使用情報 第3版(2018年9月 更新第8版),p468(エーザイ発行)
ここからコンテンツメニュー