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Dual Actionで完全自発排便へ

グーフィス®の効能・効果と用法・用量

【効能又は効果】

慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)

〈 効能又は効果に関連する使用上の注意 〉

薬剤性及び症候性の便秘に対する使用経験はない。

【用法及び用量】

通常、成人にはエロビキシバットとして10mgを1日1回食前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、最高用量は1日15mgとする。

〈 用法及び用量に関連する使用上の注意 〉

本剤投与中は腹痛や下痢があらわれるおそれがあるので、症状に応じて減量、休薬又は中止を考慮し、本剤を漫然と継続投与しないよう、定期的に本剤の投与継続の必要性を検討すること。

グーフィス®の作用機序

エロビキシバットは回腸末端部の上皮細胞に発現している胆汁酸トランスポーター(ⅠBAT)を阻害し、胆汁酸の再吸収を抑制することで、大腸管腔内に流入する胆汁酸の量を増加させる。胆汁酸は、大腸管腔内に水分を分泌させ、さらに消化管運動を促進させるため(Dual action)、エロビキシバットの便秘治療効果が発現する。

監修:川崎医科大学 総合医療センター 教授 眞部 紀明先生

国内第Ⅲ相試験

「禁忌を含む使用上の注意」はDI頁をご参照ください。

EAファーマ株式会社:社内資料( 慢性便秘患者における有効性、安全性の検討)<承認時評価資料>

  • 自発排便*1回数及び完全自発排便*2回数の投与期間第1・2週の変化量において、グーフィス®10mg群はプラセボ群に対して有意に大きな値を示しました(p<0.0001、共分散分析)。

  • 初回投与後24時間以内の自発排便発現患者の割合において、グーフィス®10mg群は85.5%であり、プラセボ群に対し有意に高い割合を示しました(p<0.0001、Fisherの正確検定)

  • Bristol便形状スケールに基づいた便硬度において、投与期間第1週及び第2週ともグーフィス®10mg群はプラセボ群に対して有意に大きくなりました(いずれもp<0.0001、Wilcoxon 順位和検定)。

  • *1 下剤/浣腸あるいは摘便なしに発現する排便

    *2 残便感がなく、下剤/浣腸あるいは摘便なしに発現する排便

試験デザイン:
プラセボ対照無作為化二重盲検多施設共同並行群間比較試験

対  象: 慢性便秘患者133 例(有効性解析対象〔FAS※4〕:132 例、安全性解析対象:132例)
方  法: 2週間の観察期間の後、1日1回朝食前にグーフィス®10mg又はプラセボを14日間経口投与した。
評価項目: 主要評価項目
投与期間第1週における自発排便※1回数の観察期間第2週からの変化量
副次評価項目
投与期間第1週における完全自発排便※2回数の観察期間第2週からの変化量
初回自発排便発現までの時間 Bristol便形状スケールに基づいた便硬度 等
解析計画: 主要評価項目である投与期間第1週における自発排便回数の観察期間第2週からの変化量※3 について、FAS※4を解析対象とし観察期間第2週の自発排便回数を共変量とした共分散分析(ANCOVA)を適用した。自発排便回数、完全自発排便回数については要約統計量を算出した。
C O I: 当研究は開発会社である味の素製薬株式会社の支援にて行われた。
  • 自発排便 下剤/ 浣腸あるいは摘便なしに発現する排便。本治験においては、観察期間開始前日に下剤を使用した場合、又は観察期間開始後に救済薬(ビサコジル坐薬10mg)を使用した場合、使用後24 時間以内の排便は自発排便としない。
  • 完全自発排便 残便感のない自発排便
  • 変化量 観察期間第2週データをベースライン値とした。
  • FAS:Full Analysis Se(t 最大の解析対象集団) 治験薬が1回以上投与され、何らかの有効性に関する観測値を持つすべての被験者による集団を「最大の解析対象集団」とした。なお、排便回数の各週の評価可能日が5日未満の場合には、該当週の排便回数は欠測値として扱った。

国内長期投与試験

一部承認外の成績が含まれるデータですが、長期投与時の
承認時評価資料のため紹介します。

EAファーマ株式会社:社内資料(慢性便秘患者における長期投与時の安全性、有効性の検討)<承認時評価資料>

試験デザイン:
非盲検多施設共同試験

対  象: 慢性便秘患者341例(有効性解析対象〔FAS 〕:340 例、安全性解析対象:340例)
方  法: 2週間の観察期間の後、1日1回朝食前にグーフィス®10mgを52週間経口投与した。初期投与量として10mgを1日1回7日間投与し、それ以降は症状に応じて1日1回、5、10又は15mgの間で適宜増減とした。
評価項目: 排便に関する満足度 JPAC-QOLによるQOL評価 等
解析計画: FASを解析対象集団とし、投与期間各週における自発排便回数、完全自発排便回数について要約統計量を算出した。観察期間第2 週からの変化量について、要約統計量を算出し、投与期間第4、12、24、36、52週において1標本t-検定を行った。
C O I: 当研究は開発会社である味の素製薬株式会社の支援にて行われた。

※FAS:Full Analysis Set(最大の解析対象集団) 治験薬が1 回以上投与され、何らかの有効性に関する観測値を持つすべての被験者による集団を「最大の解析対象集団」とした。

有効性

観察期間第2週からの変化量と排便回数の推移(自発排便・完全自発排便)

自発排便回数、完全自発排便回数について、観察期間第2週と投与期間第4週、第12週、第24週、第36週及び第52週の時点における変化量について比較検定を行った。いずれの時点においても観察期間第2週と比較して有意な増加が認められた(いずれもp<0.0001 1標本t-検定)。
週あたりの自発排便回数及び完全自発排便回数は、投与期間第1週から増加し52週時点まで下記の通り推移した。

臨床成績国内長期投与試験(12/14)

副作用発現率

副作用の発現率は47.9% (163/340例)でした。2%以上発現した副作用は下表の通りでした。本試験において死亡例は認められませんでした。
重篤な副作用として、鼡径ヘルニアが1例1件に発現しました。投与中止に至った副作用は 18例 26件(腹痛7件、下痢6件、腹部膨満、肝機能検査異常 各2件、顔面麻痺、腹部不快感、上腹部痛、鼓腸、鼡径ヘルニア、軟便、発疹、蕁麻疹、末梢性浮腫 各1件)でした。

2%以上の発現をみた副作用 (n=340)

副作用の種類 発現例数(%)
腹痛 82(24.1)
下痢 50(14.7)
下腹部痛 17(5.0)
腹部膨満 11(3.2)
悪心 10(2.9)
肝機能検査異常 10(2.9)
腹部不快感 7(2.1)

用法及び用量:通常、成人にはエロビキシバットとして10mgを1日1回食前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、最高用量は1日15mgとする。

EAファーマ株式会社:社内資料(慢性便秘患者における有効性、安全性の検討)<承認時評価資料>
Nakajima A, et al.: Lancet Gastroenterol
Hepatol 2018; 3(8): 537-547 (著者にEAファーマ株式会社よりアドバイザー料を受領しているものが含まれる。当研究はEAファーマ株式会社、持田製薬株式会社の支援にて行われた。)

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