潰瘍性大腸炎の生徒のための手引き
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子どもたちの健やかな学校生活に、周囲の理解とサポートが大切です
潰瘍性大腸炎を患う子どもたちの多くは、学校生活において悩みや問題を抱えています。トイレに行く回数が増える、腹痛を
頻繁に訴えるようになるといった病状悪化の兆候に気づいた場合、ご家族や医療関係者と速やかなコミュニケーションをとる
ことが、病気の進展を防ぐ重要なポイントになります。子どもたちが楽しく健やかな学校生活を送るためには、教職員の疾患に
対する正しい理解と、本人の気持ちを理解した適切な対応が大切です。
潰瘍性大腸炎を患う子どもたちが周囲の協力を得るための手掛かりとして、疾患や病状に関する連絡票の活用も有効です。
監修
国立成育医療研究センター
小児内科系専門診療部 消化器科診療部長
臓器移植センター 小腸移植科診療部長
アレルギーセンター 消化管アレルギー科診療部長
新井 勝大 先生
ポイント
- 学校生活において潰瘍性大腸炎の子どもが抱えている悩みや問題を周囲が理解する
- 子どもや家族が病状や悩みについて相談できる機会をつくる
潰瘍性大腸炎を患う子どもたちの多くは、学校生活において悩みや問題を抱えています
潰瘍性大腸炎は日常生活への影響が大きく、学校生活における周囲の理解とサポートが大切です。
授業中にトイレへ
行きたくなった時

学校を欠席する時

友達づきあい

昼食を食べる時

スポーツをする時

進路指導をする時

監修
国立成育医療研究センター
小児内科系専門診療部 消化器科診療部長
臓器移植センター 小腸移植科診療部長
アレルギーセンター 消化管アレルギー科診療部長
新井 勝大 先生
潰瘍性大腸炎は、活動期と寛解期を繰り返すことが特徴です
潰瘍性大腸炎は寛解と再燃を繰り返すことから、症状が落ち着いている寛解期を維持することが大切です。
国立成育医療研究センター
小児内科系専門診療部 消化器科診療部長
臓器移植センター 小腸移植科診療部長
アレルギーセンター 消化管アレルギー科診療部長
新井 勝大 先生
潰瘍性大腸炎の主な症状
腹痛、下痢、血便が主な症状で、ひどくなると発熱、体重減少、貧血などの症状がでたり、成長障害の原因となることもあります。消化管以外(皮膚や関節、眼など)にも合併症が出ることもあり、人によって症状は様々です。
国立成育医療研究センター
小児内科系専門診療部 消化器科診療部長
臓器移植センター 小腸移植科診療部長
アレルギーセンター 消化管アレルギー科診療部長
新井 勝大 先生
子どもたちが学校生活を楽しく安心して過ごすためには周囲の理解が大切です
学校の教職員向け冊子のご紹介
潰瘍性大腸炎を患う子どもたちをより理解するための冊子です。
疾患の症状や特徴などをはじめ、学校生活での問題点や困りごとを分かりやすく解説しています。
学校教職員、保護者の方の疾患に対する理解の一助としてお役立ていただけます。
潰瘍性大腸炎を患う子どもたちの気持ちに寄り添う、健やかな学校生活を目指しましょう。
監修
国立成育医療研究センター
小児内科系専門診療部 消化器科診療部長
臓器移植センター 小腸移植科診療部長
アレルギーセンター 消化管アレルギー科診療部長
新井 勝大 先生
1994年宮崎大学医学部卒業。8年間にわたるアメリカでの研究・臨床研修を経て2004年に帰国。順天堂大学医学部附属練馬病院小児科准教授を経て、2006年より国立成育医療研究センター消化器科医長。2018年より同科診療部長。
2019年に国内初となる小児炎症性腸疾患センターのセンター長。専門領域は小児期発症の炎症性腸疾患。とくに乳幼児発症患者の診断と治療に情熱をもって取り組んでいる。日本小児栄養消化器肝臓学会副理事長、アジア環太平洋小児栄養消化器肝臓学会理事、炎症性腸疾患協会理事他