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データ紹介①:脳MR画像を用いた「内側側頭部VOI内萎縮度」に関する識別率評価 |
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MR画像の画像統計解析手法として、SPM8とDARTELを用いて「海馬・扁桃・嗅内野の大部分」の萎縮程度を解析した場合と、SPM2を用いて「扁桃を含む両側海馬傍回付近」の萎縮程度の値にてROC解析を行った結果として、アルツハイマー型認知症と健常者の識別率評価結果が下記の通り報告されています。
※「ブイエスラド アドバンス」の画像統計解析手法には、SPM8とDARTELを採用しています。
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| SPM8+DARTEL | SPM2+従来型normalise |
正診率 | 91.6% | 83.8% |
感度 | 86.4% | 81.4% |
特異度 | 97.5% | 85.0% |
AUC | 0.954 | 0.897 |
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【対象】 |
以下の対象から無作為に抽出したアルツハイマー型認知症群45名(59回)、健常群40名(40回)にてROC解析を実施。 |
AD群: |
国立精神・神経センター武蔵病院(現国立精神・神経医療研究センター病院)「もの忘れ外来」を受診し、2~6年間の経過観察にて、NINCDS-ADRDA で臨床的に probable
ADと診断された男性37名、女性38名、年齢51歳~86歳(71.2±7.4)、初診時のMMSEスコア25.7±1.5。 |
健常群: |
男性39名、女性43名、年齢54歳~86歳(70.1±7.7)、MMSE:正常(28.7±1.5)、HDS-R:正常、Wechsler Memory
Scale-Revised(WMS-R):正常、Wechsler Adult Intelligence
Scale-Revised(WAIS-R):正常、年齢相応の白質の高信号がT2強調像でみられるのみ、糖尿病などの脳血管障害の危険因子がない。 |
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Matsuda H,et al: AJNR Am J Neuroradiol 33:1109-14(2012) |
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