Q&A
操作
操作(全バージョン共通)
Q1

DICOM画像をどのように「ブイエスラド」で解析すれば良いのですか?

-A1-「ブイエスラド」を起動していただき、ファイルメニューから「DICOMフォルダを開く」でフォルダを指定いただくか、「DICOMを開く」で取り込む画像を指定してください。詳細は、ユーザーマニュアルをご参考下さい。
Q2

メニューから[ファイル]→[DICOMフォルダを開く…]でデータの取り込みをしようとしたところ、「ファイルパスに全角・特殊文字が含まれているため開けません」というエラーメッセージが出てきました。

-A2-このエラーメッセージは、DICOMデータの読み込みにおいて、ファイル名およびフォルダ名に全角・特殊文字が含まれている場合に表示されます。以下の(1)から(2)のいずれかの方法をお試し下さい。
(1)DICOMファイルをおいたフォルダ名に全角文字が含まれる場合は、Cドライブ直下にC:\vsrad などの全角文字を含まないフォルダを作成し、DICOMファイルを移動またはコピーする。
(2)全角文字を含むフォルダ名を半角文字のみのフォルダ名に変更する。

その上でなお、DICOMが開けない場合には以下をご確認下さい。
(1)DICOMファイルの名前に全角・特殊文字がないか。
(2)[不明フォーマット検出]ウィンドウが表示されたあとに、[画像統計処理]ウィンドウにDICOMが読み込まれていないか。
[(2)に関する補足]
DICOMを開く機能は次のようになっております。
・「DICOMフォルダを開く」でフォルダを選択した場合
→選択したフォルダのファイルを下位フォルダも含めて全て読み込もうとします。結果、「ブイエスラド」で扱えるDICOMファイルの全てが読み込まれます。
・「DICOMを開く」でファイルを選択した場合
→選択したファイルと同じフォルダのファイルを全て読み込もうとします。結果、「ブイエスラド」で扱え、かつ、選択したファイルと同一シリーズであるDICOMファイルが読み込まれます。
読み込もうとしたときに、「ブイエスラド」で扱えないファイル(「DICOMを開く」ではシリーズが違うファイルも含む)があった場合は、[不明フォーマット検出]ウィンドウに該当ファイルが表示されます。この場合、[不明フォーマット検出]ウィンドウが表示されても、「ブイエスラド」で扱えるファイルは画像統計処理ウィンドウに読み込まれています。
Q3

「ブイエスラド」の画面が正常に表示されません。

-A3-「ブイエスラド」は、PCの画面設定において、DPI設定が「100%」のみに対応しております。
DPIの設定は以下をご参考ください。

■Windows 10の場合
1)デスクトップ上で右クリックし、[ディスプレイ設定] を選択。


2)[テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する] の選択項目で、 [100%] を選択。


※以下の「ぼやけた表示のアプリを修正しますか?」という画面が表示された場合は[キャンセル]を押下。


3)起動中のアプリケーションを終了して、サインアウトを行い、 設定を有効にする。


■Windows 8の場合
1)デスクトップ上で右クリックし、 [画面の解像度] を選択


2)「テキストやその他の項目の大きさの変更」を選択し、[OK]を押下。


3)「小 - 100%(既定)」 を選択し、[適用] ボタンを押下


4)サインアウトを促す画面が表示されるので、サインアウトを行い、 設定を有効にする


■Windows 7の場合
1)デスクトップ上で右クリックし、[個人設定]を選択


2)[ディスプレイ]を選択


3)[選択肢と結果]で「小 100%(既定)」を選択し、[適用]を押下


■Windows Vistaの場合
1)デスクトップ上で右クリックし、「個人設定」を選択


2)[フォントサイズ(DPI)の調整]を選択


3)[DPI スケール]で「既定のスケール(96 DPI)」を選択し、[OK]を押下


■Windows XPの場合
1)デスクトップ上で右クリックし、「プロパティ」を選択


2)[設定]タブを選択


3)[詳細設定]を選択


4)[DPI設定]で「通常のサイズ(96DPI)」を選択し、[OK]を押下

Q4

解析結果レポートは「ブイエスラド」ソフトを入れていないPCでも見ることはできるのか。

-A4-[ファイル]→[レポートを画像として保存]を選択することでレポートを画像ファイルとして保存することができます。「ブイエスラド」がインストールされていないPCで、そのファイルをCDなどのメディアに保存すれば、Windows付属の画像ビューアーで見ることができます。画像はJPEG、BMP、TIFFなどでの保存が可能ですが、保存した画像の印刷を目的としている場合はBMPもしくはTIFFをお勧めします(「ブイエスラド アドバンス」では「JPEG文字きれい」をお勧めします)。
Q5

関心領域を変更して、他の領域を調べることはできるのですか?

-A5-「ブイエスラド」は医療機器承認が得られた関心領域を実装しており、現段階では関心領域変更する機能はありません。
Q6

後日、処理したデータを参照する場合はどうすればいいですか?

-A6-プラス:処理結果を参照する場合、「ブイエスラド」のファイルメニューより「Zスコアマップを開く」から該当のファイルを選択して下さい。
アドバンス:処理結果を参照する場合、「ブイエスラド」のファイルメニューより「処理結果を開く」から該当のファイルを選択して下さい。
Q7

多数の症例解析には処理時間がかかります。

-A7-一括処理機能により、入力画像1件ごとに個別操作を行う必要がなくなりますので、ご活用ください。
Q8

動作が非常に遅いです。

-A8-性能の高いCPUをご使用いただくことで、処理速度をあげることができます。
※処理において、灰白質・白質・脳脊髄液に分離する処理に多くの時間がかかります。環境・画像の条件にもよりますが、20分程度(アドバンスは1時間程度)はかかることがあるとご理解ください。

推奨動作環境につきましては、こちらをご確認下さい。
Q9

処理が途中で終わってしまいます。

-A9-標準フローでは、国立精神・神経センター武蔵病院(現国立精神・神経医療研究センター病院)の症例でも5%程度処理されない画像があります。
原因として次のようなことが考えられます。
1)被検者が撮像中に動いてしまった場合
2)顎が上がって撮像された画像の場合 
3)撮像範囲が広すぎる場合
4)T1強調像で、梗塞による低信号領域が認められる場合
5)脳室が拡大している画像
上記項目を考慮いただくと同時に、途中処理結果画面で灰白質と白質の分離がきれいになされているかご確認ください。
また、プラスの自動補正フロー、アドバンスで処理可能な場合がございますので、お試しください。
Q10

画像を取り込み、処理しようとすると「100MB以上のディスク容量が必要です」というエラーメッセージが出て処理ができません。

-A10-CD-R などから画像ファイルを読み込んだ場合にそのようなエラーが表示される場合があります。ワークフォルダが、デフォルトでは「入力画像ファイルと同じフォルダを使用する」に設定されていて、そのままの設定でCD-R などの読み取り専用ドライブにある画像ファイルを直接読み込んだ場合は、CD-R 上にワークフォルダをとろうとするので、そのようなエラーが表示されます。以下のいずれかの方法で、ワークフォルダをローカルディスク上に置くようにしてください。
(方法1)メニューから[ツール]→[ワークフォルダ設定] の「特定のフォルダを使用する」でローカルディスクのフォルダを選択する。
(方法2)画像ファイルをローカルディスクにコピーしてから処理を行う。
Q11

解析レポートの背景画像が標準脳なので被検者の画像にしたいのですが?

-A11-対応しています。(プラスでは「被検者脳表示」が含まれるフローを選択ください。
Q12

デ-タを一括処理した場合、ファイルの順番と解析の順番は同じなのですか?

-A12-解析は「画像統計処理」画面の「画像リスト」に表示されている順に処理が行われます。
Q13

一括処理時の動作の「停止」「継続」についての質問です。例えば5人分を一括処理中に3人目にエラーが出た場合、3人目は途中で止まって次の4人目に移るのか、それとも3人目で完全に止まってしまうのですか?また、継続の場合、3人目でエラーが出たら3人目は途中で止まってしまうのですか?

-A13-5人分を一括処理中に3人目でエラーが出た場合、一括処理時の動作が「停止」のエラーは、3人目で完全に止まり、4人目以降を処理しません。一括処理時の動作が「継続」のエラーは、3人目は途中で止まってしまいますが、そのあと次の4人目以降の処理に移ります。
Q14

10人分を一括処理した場合、まとめて表示されるのですか?

-A14-Zスコアマップは、一定数(アドバンス:5例、プラス:6例)以上の一括処理では処理終了後に結果は表示されません。後からZスコアマップを開いてご確認ください。途中処理結果については全ての処理終了時に、最後に処理した画像が表示されています。
Q15

「ブイエスラド」は海馬傍回付近をみているとありますが、海馬の容積をはかることはできないのでしょうか。

-A15-「ブイエスラド」で設定されている関心領域は、解剖学的に設定されたものではなく、アルツハイマー型認知症(AD)群と健常群の脳画像を統計解析した結果、AD群で有意に萎縮がみられた領域を算出したものです。そのため、正確な海馬容積の測定はできかねます。
※関心領域の詳細は、アドバンス関心領域①またはプラス関心領域をご参考ください。